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towerphoto 人が居るだけではありません。
彼らは次から次へと空へと打ち上げられていきます。
正確に言うと、身体は屋上にのこしたまま、
透き通った「たましい」だけが打ち上がられていくのです。
一段下がった踊り場にもたくさんの人が居て、
静かにじぶんの順番を待っています。

  あの人たちはどうやって塔に昇ったんだろう

関心の中心は「たましい」よりも、そんな現実的なところにありました。
しかし自分もあそこに昇ってみたいとは思わなかった。
なぜだかそれは恐ろしいことのように感じたのです。
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